TUKUMO YA

notes of Someyoshi.N / 今日より素敵な明日を.

11/18〜 第11回魅惑の女性画展

展示会のお知らせです。

 

第11回魅惑の女性画展

2018年11月18日(日)~11月27日(火)迄

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▶︎会場

MERRY ART GALLERY別館
〒231-0001
神奈川県横浜市中区新港2-2-1
横浜ワールドポーターズ2F

COLLECTION MARKET
 

 

十人十色の美人が集まります。

お近くにお立ち寄りの際は、

是非お気に入りの子を見つけにいらしてください。

 

 

横浜での展示ははじめてですが今回野月は、現地にいけません(泣

 

 

 

(美人ってむずかしい………)

 

ていねいに生きたい

ここ最近ずっと考えている。

「ていねいに生きたい」と思う。
しかし、ていねいに生きるとはどういうことなのだろうか。

ひとつひとつの動作に気を配り、時間をかけて行うことなのか。
あらゆる無駄を省いてシンプルにすることなのか。

ていねいに生きたいけれど、どうすればいいのかわからない。

そもそも何故ていねいに生きたいのか。
言わずもがな、今そうじゃないから。
ただでさえ大雑把なのに、時間に追われ必要最低限なこと以外を後回しにしている。
後回しにしたからといって、あとでやっているかというとそうでもない。

あれやりたい、これやりたい、で終わり。

毎日があっという間に過ぎていってしまって、気付いたら1ヶ月なんてすぐだ。
充実しているならば、きっと変わりたいなんて思わない。

変わりたいのは、今が不満だから。

これといった成果も得られないまま、身体だけはしっかり老いている。
やりたいことは増えていくのに、毎日まいにち終わりに近づいている。
体力も回復力も低下してきた。

いつかやろうなんて、きっといつまでもできない。

1日の時間は限られている。
人の寿命も限られている。
医療が進歩して長生きできる世界になったって、息しているだけじゃ意味がない。
身体が自由に動かなければ、頭が正常に働かなければ、1世紀生きることに意味はあるのだろうか。

ていねいとはなんぞや。

考えてかんがえて、最近少しずつ変えてみている。

私の思うていねいとは時間を大切にすることなのかもしれない。
今生きている自覚を持つこと。
今を生きること。
過ぎて気づくのではなく、今を見ること。
明日がくることを当たり前だと思わないこと。

いつか答えを見つけられるだろうか。

みずやり

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心が元気をなくした時、くたびれた草木に水をやれば元気になるように自然から活力を得ようとするのは本能なのだろうか。

 

巷では三連休の10月7日、7〜8日と野月は2連休だった。
思った以上にいろいろなところを見て回り、濃ゆい一日でございました。

▶︎企画展 金-KIN-

今回の旅の目的。
先日水族館に行った際、チラシ置き場で目に止まった企画展が10月8日まででどうしても気になったので見に行った。

茨城県の天心記念五浦美術館で開催された"金-KIN-"

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野月は金が大好きです。
カネも好きですが、キンが好きです。
それも嫌味のないキン。
黒に合わせてあるとなお良きである。
黒も真っ黒ではなく、水に垂らした墨のように流れるような黒。
塗りつぶしではなく、塗りたくったような黒。

金-KIN-展とても良かった。
使えば華やかになるけど、使い方や色合わせによっては嫌味にもなるし安っぽくもなる難しい色だと思う。
選りすぐりの出品作品たちは、気高い色をしていた。

とくに、チラシに使われている菱田春草の"猫に烏"。
そして木村武山の"小春"がとても好みだった。

猫に烏は箔押しの技法が使われており、花の色以外は黒で描かれていた。
好みどストライクな表現で、鳥肌がたった。
ものすごく金を前面に押し出してきているのに、静かな作品。
空間の構成や黒の濃淡が美しすぎてゾクゾクする。

小春は裏箔で、猫と烏とは正反対に見た目は静かなんだけど、生命の力強さがある。
繊細でしたたかな強さ。
あと、どこまでもしっかり描かれている。
1.766×3.788(m)もあるのに葉や枝の一つ一つが個々の作品であるかのごとく丁寧。

この2点が見れただけでも、頑張って早起きした甲斐があった。 

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美術館は海に面していて、エントランスからは広い太平洋が一望できる。
帯のような窓から見える海は、それ自体が一枚の絵のようでとても綺麗だった。

気に入ったのはミュージアムショップ。
面積こそ小さいけれど、品揃えがよくレベルが高いように感じた。
野月もついついあれやこれやと買ってしまい諭吉とさようならをした。

 

台風25号が来ていたから当日大丈夫だろうかとここ一週間そわそわしていたけど、心配しなくともものすごい快晴だった。
日中はほぼノースリーブでも暑いくらいで、青い空と白い雲に、どこまでも続く広く深い青をたたえた海と道中抜けた山の深い緑が映えて、絶好のお出かけ日和だったと思う。

▶︎五浦海岸と六角堂

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天心記念五浦美術館の常設展は岡倉天心の生涯の歩みを紹介したものだった。
彼は、東京藝術大学の前身でもある東京美術学校の設立に貢献した方で、近代日本の美術発展に大きな功績を残した。
そんな彼が晩年、活動拠点としていた場所が五浦である。

 

美術館から少し下って行くと彼の居宅(再現)がある。
せっかくなので行くことにした。

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庭や六角堂から見渡す海は絶景である。
絶景であるが、塩気(?)がすごい。
断崖に打たれた海水が水蒸気になっているのか白く靄がかっていて世界が淡い。 

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ただ、ここが実家だったらストレス社会に立ち向かえる気がした。

海ってすごいなおおきいな。
大抵の悩み事なんてちっぽけなもんだと思わせる力がある。

▶︎佐波波地祇神社

1旅1御朱印の心持ちで。

大津港から坂を登って行くと高台に建っている神社がある。
残念なことに拝殿は新築中だった。
しかし景色はとても良い。
鳥居の向こうには海が見えて、狛犬と鳥居と海の組み合わせはなんだかとても不思議なもののように思えた。
それがとても素敵だったのだけど。

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社務所にはちょうど誰もいなくて、置いてある紙の御朱印に自分で日付を入れて初穂料をお賽銭箱に入れてくるスタイルだった。
少し不用心なような気がする…個々の信仰心が試されるね。

読みはサワワチギジンジャ。

▶︎花貫渓谷

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五浦から高萩の方へ車で40分くらい下ると花貫渓谷がある。
渓谷も好きな野月が今回2番目に訪れたかった場所。
渓谷は匂いがいいでしょう。
穢れを知らないとても純粋な水と木の匂い。
みずみずしくて、深呼吸をすれば心まで洗い流してくれるような気さえする。 

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吊橋からは滝と渓谷が楽しめる。
ものすっごく揺れていて楽しい。
ここからみる紅葉は、さぞ見事なことだろう。

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滝の規模はそこまで大きくない。
自然の景観なのに、人間の手が入ったように滝壺が四角くて不思議な感覚。

余談だけど、さらに車で40分くらい行くとバンジージャンプもできる竜神大吊橋があるよ。
実は野月、高いところが得意ではないゆえ竜神の方は怖い。
うおおおお!?足元おおお…!!ってなった。
スリルを味わいたい方は是非。


本日の目標はこの渓谷までで達成したのだけど…時計を見ればまだ15時で、あれ?頑張ればもう一箇所いけるかも??ということで大子町の方へ車で50分の袋田の滝も行くことにした。

▶︎袋田の滝

 小さい頃は何度も来ていたらしいけど全く記憶になくて、改めてちゃんと観たいとずっと思っていた。

これだけ有名な観光地だと滝に続く道にはお土産屋さんがずらーっと並んでいて、とても賑わっていて楽しかった。
こういう光景すごくいい。

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ものすごく興味をそそられる古道具屋さん

お土産屋さん通りで一番行列ができていたのはアップルパイのお店。
近くを通るとものすごく美味しそうなバターの香りが漂っていて、これは並んでしまうよなって思った。
帰りに買おうと思っていたら、ずいぶん前に完売していたみたいでとても残念。
ここの地域はりんごとこんにゃく&ゆずみそ、鮎が特産品のようだ。

今日はとても暑かったから、人がとても多かった。

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袋田の滝は、日本三名瀑のひとつ。
西行法師や水戸黄門も観たことがあるとか。
高さはなんと120m。
数字だと想像しにくいけど、実際目にするとただただ大きい。
野月の写真の腕じゃその大きさが伝えられない…悔しい。

いろいろな角度から観られるようになっていて、トンネルの一番奥からエレベーターで昇ると全体を少し離れて観られ、戻って奥のトンネルを抜けると中間正面からど迫力の観瀑を楽しめ、次が吊橋から横を。
中央正面からがすごかった。
滝の音がすごくて会話がままならない。

 

人間って本当に小さくて、地球からしたら特別でもなんでもないんだなと感じた。
自然って偉大だ。
昔から人は自然に神を見出してきたけれど、これだけのパワーを見せられると平伏さずにはいられないと思う。
この滝だって今は観光のために人の手が入って整備されたけど、はじめて見つけた人はきっとすごく興奮したんだろうな。

1日であっちこっち回ったからだいぶ疲れていたけど、トンネルを出たときにはすっきりした気持ちだった。
日々蓄積されたいろいろな辛さ悲しさが洗い流された気がする。

結局また溜まっていくんだけど、定期的な心のお掃除ってとても大切だなと思った。
野月の場合は…だけど、家でできるような楽しみでも勿論ストレス発散になる。
けれど、自然とのふれあいの洗浄力はとても高い。
例えるならば、前者は石鹸で後者は洗剤+漂白剤のようなイメージ。

それだけではなく、生かされていると自覚することで謙虚な気持ち寄りに心を調整できる。
同じストレスでも受ける側の心持ちで感じるツラさは変わってくると思うから。
思考のphも整えておくと、また明日からしばらく頑張って生きていける。

こんなメンテナンスをしなければ生きるのがつらいっていうのはどうかと思うけど、ストレス社会だから仕方ないね。
野月には足りないものが多すぎて、好きなことばかりしていたら生きていけないから。

 
今日もやっぱり楽しかったよ。
次はどこに行こうか。

曼珠沙華

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彼岸花が好き。

 

ちょうど見頃なので栃木は那須の簑沢彼岸花公園に行って参りました。
公園とはいうけど、長閑な田園風景が広がる田圃にあります。

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すっごい真っ赤だった。

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あまりに赤くて写真の色飽和がひどい。
あとから、設定でコントラスト強めにしてたのに気付いた。
しっぱいしっぱい。

 

そして水がとてもきれい。

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カメラマンがたくさんいた。
そりゃあそうだ。
こんなにキレイなのだもの。
はずせないよね。

 

 

規模と駐車場がつりあっていないから、てんやわんや。
はやめに出てきてよかった。

ふくしまから那須ってすぐ行けるのね…知らなかったよ。
朝、彼岸のお墓詣りしてから出ても充分遊べるくらい。
(野月家のお墓詣り数時間かかる)

 

お昼ご飯は那須の別荘地まで行って食べた。
公園から市街地まで車で20〜30分くらい。
連休だから道はだいぶ混んでいた。
すれ違う車も色々な県からだった。

 

ご飯を食べてから道の駅の友愛の森に寄って、
ちょうど開催していた手作りマーケットを楽しんだ。

陶芸やガラス細工を扱っている「山猫」さんの作品が
とてもキレイだった。
気に入ったピアスがあったのだけど…
お迎えすればよかった。

那須高原の陶芸とガラススタヂオ山猫

 

お土産屋では牧場のソフトクリーム食べ比べできて、
森林ノ牧場の卵不使用のミルクみの濃ゆいソフトと
りんどう湖ファミリー牧場のコクのあるソフトを食べた。
美味しいよ!

下にリンクはっておく。

 

お昼ご飯を食べたお店の方からオススメされた
レーズンバターサンド&チーズケーキもゲット。
クリームの量が多くてサンドとして食べるの難しかった。

 

手作りの可愛いどんぐりピアスと
好みな間隔のギンガムチェックのポーチを自分のお土産に。

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帰りは寄り道しながらも早めに帰宅。
今回の旅もすごく楽しかった。

旅って相変わらず面白い。

 

 

▶︎記事に出てきたところ

 

www.shinrinno.jp

 

※昔はりんどう湖ファミリー牧場って言ってたんだけど、

いつの間にか名前が変わってた。

那須りんどう湖レイクビュー|那須高原の牧場ふれあいパーク |

 

※レーズンバタークッキーのお店

菓子工房シュクレ

 

 

 

▶︎行きたいところ - 彼岸花 -

 

ずっと行きたいと思っているのは、

埼玉県日高市巾着田

500万本ってどのくらいあるんだろうか。

きっと息をのむほど美しいのだろう。

高速にのりたくないから下道派なのだけど、

下道だとすっごく時間かかるからなかなか行けない。

数年の間には挑戦してみようと思う。

その頃までには多分色飽和せずに雰囲気のある写真を

撮れるようになっているだろう。

な!野月よ!

水族館

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青に包まれたいときがある。

 

水中から水面のゆらゆらとした光の動きをぼーっと眺め、
とりとめないことを考えながらただただ息をする。

そんな時間がほしいと思うことがある。


もとをたどれば、生き物はみな海からやってきた。
遺伝子レベルの帰巣本能のようなものなのか。


昔から水族館は好きで、行けるならいつだって行きたい。
けどなかなか行けないから、とても特別な場所でもある。
行くには気合が必要というか。

 

それと、望んでいるのは静かで深い青の世界なのだけれども
水族館は子供達の夢の国でもあるので静かとは無縁だ。

 

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数年ぶりにいわき市アクアマリンふくしまにやってきた。

ちょうど三連休の初日でもあったから
だいぶ早い時間に家を出たのだけど、
やっぱり混んでいた。

 

入館して本館までの道のりには縄文の里という展示がある。
洞窟に見立てた通路の窓から覗く向こうには
縄文時代の自然環境が再現されていて、
これからはじまる水中の旅への期待を膨らませてくれる。

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縄文の里

洞窟をぬければユーラシアカワウソの展示水槽。
カワウソ達は表に出てきてくれなかったけれど
川の断面を覗ける水槽はまさに水族館でワクワクするよね!

 

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水流が強すぎて水源に向かう川魚がだいぶひっくり返っていた。

 

 

本館は化石からはじまる。
アンモナイト三葉虫など、教科書でおなじみの子達がお出迎え。
いわきは様々な化石が発掘されており、常磐湯本には石炭化石館もある。
(いわきから発掘された化石で有名なのが、首長竜のフタバスズキリュウ

 

エスカレーターを上ると植物園が広がっていて、
福島の川の上流から海岸までの動植物の生態が再現・展示されている。

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特筆すべきは、イモリとナマズの愛らしさ。

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ナマズに至っては笑っていた。
当魚(?)にそのつもりはなくとも、
思わずこちらもほころんでしまうような笑顔。

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川の中を覗く作りゆえ、自ずと草木の高さも高くなり
自分が両生類になったような不思議な感覚。
水草の上でぼんやりしている蛙と同じ目線で世界を見られる。

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それにしても、水中はとても澄んでいて
水草や苔がゆらゆらと揺らめく様は美しかった。
イワナやヤマメが岩間を行ったり来たりしながら、
涼しそうに泳いでいたのが羨ましくて
自分も川魚になったような気持ちで、
心の中で岩間を行ったり来たりしていた。

 

通路の途中が潮目の大水槽の上部分となっていて、
イワシの群れがキラキラと泳ぐ様を見られる。
キラキラきらきら宝石みたいだ。

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次の展示スペースは北の海獣と水鳥。

海獣はアザラシやトド、気持ちよさそうに泳いでいる。
とても大きく深い水槽だけれど、それでも君たちには窮屈そうだ。

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水鳥はウミガラスエトピリカ
鳥はかわいい。
森の鳥も里の鳥も海の鳥も、みんなかわいい。

 

室内と室内を結ぶ通路にはトイレがあり、
トイレの向かいはデッキになっていて
枯山水や盆栽を眺められる静かな空間が広がっている。

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ベンチがあり通路を背に、ひとりを楽しめる。
だいぶ人が通るけど、遮音性が高く静かで
誰もデッキには出てこないからボケーっとしていられる。

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主に施設は展示室>トイレ(通路)>休憩室
>展示室>トイレ……となっていて、
休憩室からはいわきの海が眺められる。
水族館の活動報告や福島の漁業、
捕鯨の歴史などのコラム的な展示スペースとなっている。

ユニークだったのは、水ガキの展示。
河童=水ガキ=川あそびをする子供として、
まるで図鑑の一ページのようにその生態を紹介していた。
(日本全国の河川で見られ、
仲間とどちらがはやく泳げるか競っている…など)
そして、締めくくりに切なくなった。

最近絶滅しかけている。
それは河川の整備などによる環境汚染であったり、
遊びの文化の変化であったり、
さまざまな理由がある。

また、川で子供が遊ぶ姿を見られるよう、
これからも活動していきたい。

そんな内容だった。
私も小さいころ家族で安達太良の渓谷に行って川遊びをした。
直売所で買った夏野菜を岩間に沈めて冷やしておいて。
川遊びの休憩に食べた冷たいトマトは
本当に美味しかった。

たしかにあの思い出は、とてもキレイで素敵なものだった。
もし自分にも子供ができるとしたら、
そんな思い出を作ってあげたいと思う。

 

 

…話は水族館へ。

休憩室を挟んで熱帯アジアの水辺。
福島の川と同じように、温室の動植物園のつくりとなっている。
大好きなアロワナがいるエリア。
相変わらずでかい。
そしてかわいい。

室内に戻ると珊瑚礁と色とりどりな熱帯魚の世界が広がる。
海底から眺める熱帯魚のなんと美しいことか。
足元を見れば、チンアナゴもいるよ。

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歩みを進めれば、川のエリアで上から見ていた潮目の海にたどり着く。
大水槽は、福島県沖で出会う親潮黒潮それぞれを再現している。
境はトンネルとなっていて両海流の特徴を観察できる。
ちなみに大水槽のエリアには寿司屋があり、
大水槽を見ながら新鮮なネタを食べられる。
思い切ったと思う、すごく。

 

大水槽の底からは空気がぷくぷくとのぼっていて、
それを無心で眺めていると心が落ち着くよ。

求めている大水槽はもっと暗く深いところなのだけど、
これは致し方ない。

今まででベストだったのが、美ら海水族館黒潮の大水槽。
もう一度見てみたいけど、とおいなあ。
以前は直行便があったけど、今はなくなってしまったから。

 

大水槽の横では壁一面のボックス型の小水槽で
親潮の魚たちが展示されている。

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水槽が小さくて、心配になってしまった。
生涯を通してあまり泳がなくてもいい魚たちなのかな…。
そうであってほしい。

 

大水槽のトンネルをくぐると深海の世界へ。
大陸棚から深海へと続く生態系の展示。
ここには求めていた青があった。

 

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クラゲやタコ、タカアシガニがいた。


丸窓にクラゲは芸術性が高いなと思いながら。

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ここにベンチを置いたらきっと、
一日中ぼんやりしていられるだろうな。

 

タカアシガニは結構な大群だった。
もし自分が深海に落ちていってしまって
(息もできて水圧にも耐えられた前提で)
足元にこんなたくさんでっかいカニがいたら
自分に危害を加えなくても恐怖でしかないなと思った。

 

深海を抜けると、友好館であるパラオの海が広がり
出口へ…。

屋外には里地の小川や沼を再現したビオトープや、
磯や干潟などを再現した蛇の目ビーチがある。

ヒトデとかナマコのお触りコーナーもあるよ。

 

シーラカンスのコーナーには、
タマカイというシーラカンスに近い性質をもつ魚が
展示されているんだけど…デカイ。
本当にデカイ。
サメとかクジラも大きいけれど、
THE魚って見た目の魚がここまで大きいと違和感があって
受け入れるのに時間がかかった。

生命の進化のカギを握るといわれるシーラカンス
まだまだ謎ばかりだけど、ワクワクするね。

 

 

館内にはアート作品も展示されていた。

海の贈り物という作品。

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砂浜に捨てられていたりうちあげられたゴミを、

海からの贈り物として作品にしたもの。

 

ただ海中に思いを馳せ、生き物を愛でるだけではなく

在り方を考えなければいけないと思わせる作品だ。

これが順序を巡って最後の最後、

出口への道にあるのがなんともいえない。

 

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これからも地球で生きていくために、

命をつなぐために、

無関心でいてはいけない。

 

ただ、ほとんどの人が目をとめなかったよ。

 

www.aquamarine.or.jp


久々の水族館ものすごく楽しかった!!
来月には金魚館がオープンするみたいなので、
また行きたいと思う。